SEOで高順位を取るためには、まず「キーワード選定」をしなければなりません。
「キーワード選定」とは対象ページをどんなキーワード検索でランクインさせるかを決めることです。
キーワード選定はいわば「サイトの軸」になるため非常に重要です。
今回はそんな「キーワード選定」の方法について分かりやすく解説していきます。
今回のテーマ
- キーワード選定の手順
- 各種ツールの使い方
- コンテンツでのキーワードの使い方
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目次
キーワード選定の3つの手順
SEOでのキーワード選定は以下の流れで行います。
- ツールを使ってキーワードを厳選する
- 各キーワードのボリュームを調べる
- 最終選定
キーワード選定の手順はこの3つの流れで問題ありませんが、大前提として「どんな内容のサイトを書くか」を一番最初に決めましょう。
大まかな内容が決まっていなければ、キーワード選定も曖昧になってしまうからです。
では早速3つの手順の流れを見ていきましょう。
ツールを使ったキーワード厳選
ウェブサイト運営者にとって、キーワードを選定する目的は「より多くのユーザーに訪れてもらうため」です。
ですから人気のあるキーワード、つまり検索回数の多いキーワードを選定しなければなりません。
そしてインターネットには、人気のあるキーワードを教えてくれるツールがたくさんあります。
今回は特におすすめなキーワード選定ツールを3つご紹介します。
Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーとは、Google広告で広告を出すユーザーに向けてキーワードの候補や検索数のボリューム、広告単価を教えてくれる無料サービスです。
もちろんGoogle広告を使わないユーザーでも利用可能です。
キーワードごとの細かい情報まで分析できるので、SEOなどのウェブマーケティングには欠かせないツールとなっています。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/
操作方法
入力欄に調べたいキーワードを入力します。
上の画像では「SEO」と「キーワード」を入力しました。
すると指定したキーワードとキーワード候補の、ボリュームや広告単価、競合性が表示されます。
ここでは広告単価はあまり必要ありません。
キーワード候補と検索ボリュームと競合性を確認して、自分の書きたい内容と被りそうなキーワードを厳選しましょう。
goodkeyword
goodkeywordでは、調べたいキーワードを入力すると、関連のあるすべてのキーワードを人気順に教えてくれます。
またgoogleとbingが別々に結果として表示されるので、狙う検索エンジンに合わせて分析することが出来ます。
操作方法
先程と同様、検索バーに調べたいキーワードを入力します。
上の画像では「SEO」と「キーワード」を入力しました。
GoogleとBingそれぞれの関連キーワードが人気順に表示されています。
SEOではGoogleメインの施策なので「Google」の結果画面を参考にしましょう。
キーワードごとの検索回数は分かりませんが、関連キーワードの表示が多いので、Googleキーワードプランナーと一緒に使うことをオススメします。
Ubersuggest
Ubersuggestではキーワードのボリュームに加え、端末・年齢の分布、クリックされる割合まで詳細に教えてくれます。
選定したキーワードを更に厳選するのに便利なツールと言えます。
ただ、無料プランだと1日の検索回数に上限があるので注意しましょう。
https://neilpatel.com/ubersuggest/
操作方法
先程と同様、検索バーに調べたいキーワードを入力します。
上の画像では「SEO」と「キーワード」を入力しました。
このようにキーワードのボリュームだけでなく、各条件による分布まで確認できます。
SEO関連はパソコンでの作業がほとんどなため、「seo キーワード」というクエリではパソコン率が非常に高いことが分かります。
用途にあったツールを使おう
今回紹介した3つのツールはそれぞれに長所と短所があるため、どれかひとつだけを使うことはオススメしません。
個人的には
- Googleキーワードプランナーで関連キーワードをピックアップする
- goodkeywordやUbersuggestを使って、ピックアップしたキーワードを更に厳選する
といった流れをオススメします。
この段階ではメインのキーワード1〜2つと関連キーワード10種類前後くらいまで選定できていれば良いでしょう。
キーワードのボリュームを調べよう
次に選定したキーワードの検索数(ボリューム)を調査しましょう。
ここで注意していただきたいのは、
- サイトを立ち上げたばかりの方
- 記事数の少ない方
- SEO初心者の方
こういった方は、ボリュームの大きいキーワードは狙わないようにしましょう。
というのもサイトの記事が少ない、立ち上げたばかりの場合、サイトドメインの持つドメインパワーが弱いのでいくら良い記事を書いても上位表示できません。
記事数が少ない状態では、Googleから「信頼性の足りないサイト」とみなされるというわけです。
まずは比較的検索数の少ないキーワードの記事を固めるようにしましょう。
(具体的には月間平均検索ボリューム100〜1000程度)
検索ボリュームの調べ方
検索回数(ボリューム)は先ほど説明したGoogleキーワードプランナーやUbersuggestを使うと良いでしょう。
ただ、GoogleキーワードプランナーにしてもUbersuggestにしても、細かい検索回数や一定期間の推移を見ることは出来ません。
そこでおすすめの無料ツールが「Google Trends」です。
Googleトレンドでは指定したキーワードの日付ごとの検索回数の推移を教えてくれます。
指定期間を変えれば1時間ごとの検索回数から1ヶ月ごとの検索回数まで表示できます。
推移が確認できれば、そのキーワードが現在どのくらい人気があるのかをカンタンに把握できるのです。
https://trends.google.co.jp/trends/
キーワードの最終選定
ここまで絞り込めればあとは最終選定です。
今一度、残ったキーワードと書きたいサイト記事の概要を照らし合わせてみましょう。
最終選定では以下の観点から決定すると良いでしょう。
- サイト全体のテーマとの関連性
- ペルソナ設定
- コンバージョンへの繋がりやすさ
サイトテーマとの関連性
まずサイト全体のテーマと関連がなければいけません。
サイト全体のテーマと関係ない記事を書くと、信頼性・専門性の薄いサイトとして良くないSEO評価を受ける可能性が高くなります。
ペルソナ設定
記事を書く上で想定しなければならないのが、ユーザー像です。
どんなユーザーに来てほしいか詳細に設計しましょう。
(これをペルソナ設定といいます)
「20代女性の会社員、杉並区在住、趣味は映画鑑賞」などといったように極限まで詳細にペルソナを設計することが大切です。
※ペルソナ設定は一番最初にやっておくと良いでしょう。
設計ができたら、ペルソナ設定による人物が検索しそうなキーワードを選びましょう。
年齢や性別によって、使用するキーワードはだいぶ異なってくるはずです。
コンバージョンへの繋がりやすさ
サイトの目標がコンバージョンであることを忘れてはいけません。
例えば、SEOコンサルティングへの資料請求をコンバージョンとした場合、ターゲットは「SEOで伸び悩んでいる人」です。
ですから「SEOとは」や「SEO 意味」といった検索ユーザーはコンバージョンを望めません。
コンバージョンに繋がりやすそうなキーワードを選定するようにしましょう。
選んだキーワードを使おう
キーワード選定が終わったら、そのキーワードを意識して記事を書いていきましょう。
選定キーワードの使い方
以下の項目には、必ずキーワードを含めるようにしましょう。
- タイトル
- 見出し・小見出し
- メタディスクリプション
- 本文
- URL
タイトル
タイトルはSEOの観点においてもかなり重要な項目です。
タイトルに選定したキーワードを含めることで、Googleのクローラーに「このサイトはこのキーワードを狙っているんだな」と教えることが出来ます。
また、狙ったキーワードはタイトルの前半に設置したほうがSEOの効果が出やすいです。
例えば「プログラミング」というキーワードを狙うときは
「絶対に失敗しないプログラミングの始め方」
よりも
「プログラミングの始め方【絶対失敗しない方法】」
の方がSEO的には良い評価を受けやすいのです。
タイトルは長すぎると、Google検索結果の表示では途切れてしまいます。
原則として32文字以内を心がけるようにしましょう。
見出し・小見出し
こちらもタイトルの次に重要な項目のひとつです。
見出し・小見出しに関しても選定キーワードを含めるようにしましょう。
こちらも「タイトル」と同様、キーワードを前半に配置すると良い効果が期待できます。
ただ注意していただきたいのは、すべての見出しと小見出しに選定キーワードを含めるとしつこいうえに見栄えが悪いのでユーザービリティが下がります。
見出し・小見出しでは選定キーワードは適量のみ含めるようにしましょう。
メタディスクリプション
メタディスクリプションとはGoogleの検索結果画面でタイトルに下に表示されているサイトの説明文のことです。
メタディスクリプションは自分で設定できます。
WordPressなら「All in One SEO」などといったプラグインを使えばカンタンに設定できます。
メタディスクリプションにも選定キーワードを含めるようにしましょう。
こちらも前半に配置したほうが良いです。
メタディスクリプションは原則として120文字前後が望ましいです。
120文字の中に選定キーワードを適量含めるようにしましょう。
本文
本文で選定キーワードを使う際は偏りがないように全体に均等に配置するようにしましょう。
本文に関しても使いすぎは厳禁です。
キーワードの割合(出現率)が多いかどうかは専用のチェックツールを使うなどして調べましょう。
※オススメのキーワード出現率チェックツール:SEOチェキ!
出現頻度に決まりはありませんが、原則として2%~10%の間に収めるようにしましょう。
URL
URLにもキーワードを用いるようにしましょう。
URLに選定キーワードと関連する文字を入れることはSEO的に良い評価に繋がると言われています。
ローマ字でも英語表記でも大丈夫です。
ドメイン自体を変えなくても各記事で設定できるURLで設定すれば問題ありません。
まとめ:キーワード選定は慎重に!
まとめ
- キーワード選定はSEOの最重要項目!
- 各ツールを使ってキーワードを厳選しよう
今回はSEOでの最重要課題「キーワードの選定方法」について解説しました。
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