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PageSpeed Insightsの使い方や分析方法をご紹介

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PageSpeed Insightsの使い方や分析方法をご紹介

「自分が運営するウェブサイトがなんだか重い」
「サイトの表示速度が遅い原因を知りたい」

そんな方にオススメなのが、Googleが提供しているウェブサイトの読み込み速度計測ツール「PageSpeed Insights」です!

PageSpeed Insightsでは世界中のウェブサイトの読み込み速度スコアをカンタンに測定することができる無料サービスです。

今回はそんなPageSpeed Insightsの使い方や数値の見方、分析方法について詳しく解説していきます。

サイトスピードでお困りの方は必見です!

今回のテーマ

  • PageSpeedInsightsとは
  • PageSpeedInsightsの使い方

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PageSpeedInsightsとは

PageSpeedInsightsとは

PageSpeed Insightsとは

ウェブサイトを運営する方にとって、サイトスピードの確認は避けて通れない重要項目です。
そして自分のサイトスピードがどのくらい速いのか調べるにはツールを使います。

最も有名なのはGoogleのPageSpeed Insights - Google Developersです。

PageSpeed Insightsでは調べたいサイトのスピードを100点満点で評価してくれます。

そしてどんな要素が読み込みを遅くしているのかどうしたら速くなるかといったアドバイスも表示してくれます。

調べたいサイトのURLを入力するだけでスコアを表示してくれるので使い勝手が良いです。

そして何より、Googleによって開発されたサービスなので、SEOのサイトスピード指標と採点基準が近いと考えられます。

サイトスピードを測定するサービスは他にも色々ありますが、私は「PageSpeed Insights」に統一することをオススメします。

PageSpeed Insightsの使い方

PageSpeed Insightsの使い方

PageSpeed Insightの簡単な使い方についてご説明します。

step
1
PageSpeed Insightsを開こう

PageSpeed Insight1

PageSpeed Insights - Google Developersを開くと上のような画面が表示されます。

step
2
URLを入力しよう

入力欄に調べたいサイトのURLを打ち込みましょう。

PageSpeed Insights2

分析には20~30秒かかります。

サイトスピードの遅いサイトほど、分析に時間がかかります。

step
3
スコアを確認しよう

PageSpeed Insights3

分析が完了するとこのように点数が表示されます。

スコアのカラーは点数によって異なります。

緑色緑色

90~100(高速)

オレンジ色オレンジ色

50~89(平均)

赤色赤色

0~49(低速)

スコアのカラーがオレンジ色(50~89)なら問題ありませんが、ユーザービリティを突き詰めたい方は緑色(90~100)を目指しましょう

スマホパソコンの切り替え

また分析結果はパソコンとモバイルで異なります。

上の画像のようにタブで切り替えることで両方の結果を確認できます。
(通常パソコンよりもモバイルのほうが低いです)

PageSpeed Insightsの分析方法

PageSpeed Insightsの分析方法

ではここからはPageSpeed Insightsでの測定結果を、分析する方法をご紹介します。

ラボデータ

まずは分析結果ページを少しスクロールしてみましょう。

PageSpeed Insights4

すると、ラボデータという項目があるはずです。

ラボデータの各項目の概要を見てみましょう。

項目概要
First Contentful PaintFirst Contentful Paint は、テキストまたは画像が初めてペイントされるまでにかかった時間です。
インタラクティブになるまでの時間操作可能になるまでの時間とは、ページが完全に操作可能になるのに要する時間です。
速度インデックス速度インデックスは、ページのコンテンツが取り込まれて表示される速さを表します。
合計ブロック時間タスクの処理時間が 50 ミリ秒を上回った場合の、コンテンツの初回描画から操作可能になるまでの合計時間(ミリ秒)です。
最大コンテンツの描画最大コンテンツの描画は、最も大きなテキストまたは画像が描画されるまでにかかった時間です。
累積レイアウト変更Cumulative Layout Shift はビューポート内の視覚要素がどのくらい移動しているかを測定する指標です。

ラボデータの項目でも、緑・オレンジ・赤の3色で各スピードが評価されています。

緑色なら合格、オレンジ色なら平均、赤色なら要改善という認識を持っておきましょう。

個人的には「最大コンテンツの描画」の難易度が一番高いと思います。

▼最大コンテンツの描画の詳しい改善方法はこちらの記事をご覧ください▼

Page Speed Insights「最大コンテンツの描画(LCP)」の改善方法
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改善できる項目

続いてラボデータからもう少しスクロールしてみましょう。

PageSpeed Insights5

すると「改善できる項目」と書かれたスペースがあるはずです。

この項目は一番重要で、ページスピードを上げていくための具体的な方法を教えてくれます。

例えば上の画像には「レンダリングを妨げるリソースの除外」「使用していないCSSを削除してください」とあります。

■「レンダリングを妨げるリソースの除外」とは、最初に読み込むCSSファイルやJSファイルが多すぎてページの読み込みを妨げているという意味です。
右端の矢印を押すと、実際に読み込みを妨げているファイルの一覧が表示されます。

■「使用していないCSSを削除してください」とは文章の通り、使用していないのに読み込まれているCSSファイルがサイト読み込みを遅くしているという意味です。
こちらも右端の矢印を押すと、実際に読み込みを妨げているファイルの一覧が表示されます。

PageSpeed Insightsにはこうした分析項目が20個以上あります。

その中でも特に重要な項目は以下の5つが挙げられます。

項目概要
レンダリングを妨げるリソースの除外CSSやJSのファイル容量が大きいがために、ページ読み込みが低速化しています
使用していない JavaScript の削除WordPressテーマやプラグインによって使用していないJavaScriptファイルを読み込んだ場合、低速化の原因となります
適切なサイズの画像画像ファイルのサイズが必要以上に大きいと読み込みに時間がかかり、サイトスピードが遅くなります
第三者の使用の最小化第三者コードによって、読み込み速度が著しく低下する可能性があります。重複する第三者プロバイダの数を制限したうえで、ページのメインの部分を読み込み終えた後に第三者コードを読み込んでみてください。
オフスクリーン画像の遅延読み込みオフスクリーンの非表示の画像は、重要なリソースをすべて読み込んだ後に遅れて読み込むようにして、操作可能になるまでの時間を短縮することをご検討ください。

このようにPageSpeed Insightsで警告された項目をひとつひとつ改善していくことでサイトスピードを改善・高速化できるのです。

目安としてはパソコンでもモバイルでも85点を上回っていれば合格と言えます。

▼改善できる項目の詳細は以下の記事をご覧ください▼

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診断

診断

「改善できる項目」の下にあるのが「診断」です。

診断では「改善できる項目」とは違った観点から、サイトスピード高速化のための問題点を提示してくれます。

診断は全部で6項目あります。

  • document.write() を使用しない
  • 静的なアセットと効率的なキャッシュ ポリシーの配信
  • クリティカル リクエスト チェーンを回避してください
  • リクエスト数を少なく、転送サイズを小さく維持してください
  • Largest Contentful Paint element
  • Avoid long main-thread tasks

「診断」の項目においても、赤色で書かれているものは改善しておいたほうが良いでしょう。

合格した監査

合格した監査

そして一番下にある項目が「合格した監査」です。

合格した監査ではPageSpeed Insightsの20以上の判断基準の内、サイトスピード改善の必要がないと判断された項目が書かれています。

PageSpeed Insights - Google Developers

PageSpeed Insightsの注意点

PageSpeed Insightsの注意点

PageSpeed Insightsは一定の期間で採点基準や指標の比重がアップデートされます。

つまり今まで合格スコアを出していたのに、アップデートによって平均スコアに下がってしまった、なんてことも起きるかもしれません。

悔しい気持ちも分かりますが、アップデートには従うしかありません。

新たな改善項目を確認しながらスコアを上げていきましょう。

まとめ:PageSpeed Insightsで高速化!

まとめ

まとめ

  • PageSpeed Insightsはサイトスピードをスコア化するツール
  • PageSpeed Insightsは使い方がカンタンだし改善もやりやすい!

今回はサイトスピード分析ツール「PageSpeed Insights」の使い方と分析方法について解説しました。

サイトスピードはSEOにも欠かせない重要項目です。

PageSpeed Insightsを使って、あなたが運営するウェブサイトのサイトスピードをもっと高速化させましょう!

わからない部分がある方はお問合せフォームで質問して貰えばすぐに返信します。

今サイトではこれからもウェブサイト運営に関する有益な情報をたくさん発信していきたいと思っていますので応援よろしくお願いします!

PageSpeed Insights - Google Developers

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本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOマーケティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクールでの体験・経験に基づいた記事を執筆。
保有資格:ITパスポート / 基本情報技術者試験 / TOEIC730点 / 日商簿記3級

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