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SES企業を辞めたい新卒必見!辞め方や転職のコツを詳しく解説

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SES企業を辞めたい新卒必見!辞め方や転職のコツを詳しく解説
SESを新卒で辞めたい!辞め方や転職のコツも知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

昨今の就職・転職活動ではIT業界の人気が高まりつつあります。

そんな中、SESからの転職でキャリアアップしようと考えている方も少なくないでしょう。

そこで今回は新卒がSES(客先常駐)を辞めたいときのポイントやおすすめの転職先、転職を成功させるコツなどについて解説します。

SES・客先常駐から新しいキャリアをお考えの新卒の方は必見です!

【迷ったらコレ!】SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職エージェント3選

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おすすめIT業界・エンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選を解説

目次

※当記事はプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私の経歴や私の略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

新卒がSES(客先常駐)を辞めても大丈夫?

結論から言うと、新卒がSES(客先常駐)企業を1年目で辞めても問題ありません

理由としては、1年目で辞めることにデメリットもありますが、それ以上に大きなメリットがあるためです。

メリットとしては、IT業界では現在転職市場が活発で、新卒や第二新卒の需要も高いことが挙げられます。

これは、エンジニアの人材不足からくる転職市場の売り手が強い状況が続いていることによるものです。

データで見てみると、独立行政法人情報処理推進機構が公表している「DX白書2023」によると、IT人材が「大幅に不足している」と回答した企業は49.6%に上り、前年度調査結果の30.6%から大幅に増加。

さらに、経済産業省が実施する「IT人材需給に関する調査」では、IT人材の不足は現在だけの問題ではなく、2030年にはIT人材が最大約79万人不足すると試算されています。

このように、IT業界全体で人材不足が起きている今のうちに転職をすることで、より良い条件の企業に転職することが可能です。

ただし、新卒から転職するにあたっては短い経歴での退職歴が残ってしまうので、転職エージェントにしっかり相談をしたり、可能な限りスキルを身につけたりするなど対策を取っておくことをおすすめします。

おすすめSES・客先常駐から脱出する方法【1年目で転職しても大丈夫?】
おすすめSES・客先常駐の退職手順【誰に言う?契約期間やトラブルは大丈夫?】

新卒がSES(客先常駐)を辞めるときのポイント

新卒がSES(客先常駐)企業を辞めるときに気を付けるべきポイントを解説します。

この点に気を付けながら転職することで、より転職を成功に近づけることが可能です。

転職時に注意すべきポイントは次の4つです。

新卒がSES(客先常駐)を辞めるときのポイント

  • 転職先が見つかってから退職した方が良い
  • プロジェクトの途中で辞めないほうが良い
  • 揉めない退職理由・転職理由を考えておく
  • 辞めづらいなら退職代行サービスも視野に入れる

それぞれ詳しく解説します。

1. 転職先が見つかってから退職した方が良い

SESを辞める時は転職先が見つかってから退職をするようにしましょう

転職先が見つからないうちに辞めてしまうと、転職活動に専念することはできますが、当面の生活費を工面する必要があります。

特に新卒1年目で辞める場合は貯金が十分に貯まっていない方も多いので、先に退職をしてしまうとその後の生活が苦しくなってしまいます。

また、スキルが十分に身についていないうちに退職をしてしまうと、転職先が簡単に決まらなかった場合に貯金が底をついてしまう可能性も。

転職先が見つかるまでの期間の目安としては、厚生労働省が公表している「令和2年転職者実態調査の概況」に、具体的に転職活動を始めてから前職を辞めるまでの期間が掲載されていますので、参考にしてください。

期間割合
1ヶ月未満18.3%
1ヶ月以上3ヶ月未満28.8%
3ヶ月以上6ヶ月未満15.7%
6ヶ月以上9ヶ月未満5.9%
9ヶ月以上1年未満2.9%
1年以上2年未満2.7%
2年以上1.2%
転職活動期間なし23.6%
不明1.1%

この調査によると、半分以上の方が6ヶ月未満の期間で前職を辞め、転職を行っています

転職活動の期間は概ね6ヶ月と見込み、多少転職活動期間が伸びた場合の分まで生活費を貯められた場合は先に退職しても問題ありませんが、基本的には転職先が決まってからの退職をおすすめします。

おすすめSES(客先常駐)を辞めたいときの対処法【退職の手順も解説】

2. プロジェクトの途中で辞めないほうが良い

SES企業から転職する場合、可能であれば参画しているプロジェクトが完了してから退職するようにしましょう。

SES企業に就職すると、派遣先企業でプロジェクトに参画することになります。

このプロジェクトの進行途中で退職してしまうと、チームメンバーに混乱を与える上に、SES企業は早急に後任者を用意し、プロジェクトの穴をふさがなければなりません。

このように、派遣先と雇用元の両方に迷惑をかけてしまう可能性があります。

IT業界では、エンジニアはスキルと経験を積んで、何度か転職をするのが慣習のため、関係を悪化させたまま退職するのは、あなたの今後の活動にも影響を及ぼします。

もちろん、転職先の都合もありますので、必ずしもプロジェクトのキリの良い時に退職することはできないので、難しい場合は派遣先や雇用元とよく話をして退職するようにしましょう

また、転職先への入社時期の調整が難しい場合は、転職エージェントに調整してもらうのも有効は手段です。

3. 揉めない退職理由・転職理由を考えておく

雇用元のSES企業と揉めずに、すんなり退職できる退職・転職理由を考えておくのも大切な段取りです。

本来、退職したい社員を強引に引き留めるのは良くないことですが、実際に引き留めは存在します。

そんな引き留めに合わないためにも、退職・転職理由をそのまま言わないようにすることがおすすめです。

例えば、「残業時間が多いから」や「派遣先が合わない」といったネガティブな理由はトラブルの元です。

また、雇用元から「派遣先を変えたら残業も減るから残ってほしい」と言われたときに反論が難しくなってしまいます。

そのため、「自分のキャリアプランを改めて考えた時に会社と方向性が違う」や「自社開発の企業へ転職して●●のスキルを身につけたい」といった将来を見据えた理由を伝えるようにしましょう。

これらの退職・転職理由は転職活動をする中でも求められるので、先に考えておいて損はありません。

トラブルになりにくい理由を会社に伝えるようにしましょう。

おすすめSESのおすすめの退職理由・転職理由【例文や伝え方もご紹介】

4. 辞めづらいなら退職代行サービスも視野に入れる

現在勤めているSES企業に対して辞意を伝えるのが精神的に大きな負担になる、という方は退職代行サービスを利用するのがおすすめです。

SES企業に勤めていると、客先へ派遣され常駐することになるため、雇用元の職場へ出勤するタイミングも少なく、上司や営業担当者と気軽に話す機会も多くありません。

そのため、退職の申し出を言い出すタイミングがなく、ずるずると働き続けてしまう方も少なくないでしょう。

退職代行サービスは、従業員に代わって雇用元に対して退職の意向を伝えてくれる便利なサービスです。

運営元によって細かな対応範囲は異なりますが、退職時の書類作成や有給消化のスケジュール調整、サービス残業分の残業代請求といったことまで行ってもらえる場合もあります。

これまで勤めてきた企業に対してサービス残業の事実を認めさせて、その分の残業代を請求したり、有給をすべて消化できるよう調整したりするのはなかなか難しいですよね。

退職代行サービスを利用して、本来あるべき権利をしっかり主張して退職しましょう。

おすすめ退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法【体験談や損害賠償についても解説】

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談

本章では、SES企業を辞めたいと考えている新卒の方の口コミや体験談を紹介します。

全てSNSから拾ってきた生の声になりますので、SES企業で働く新卒の方々がどのようなことを考えているのか、自分と重なるポイントがあればぜひ参考にしてみてください。

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談①新卒でSESは絶対におすすめしない

こちらの方は大学で情報システム系の学部を卒業後大手SES企業に入社しましたが、SIerへ転職をしたようです。

そこで教訓としてSESは新卒で絶対に入るべきではないと教訓としてツイートしています。

理由は、SESでは社員教育を一切行わず派遣先の企業にいきなり放り込み、現場の中で学ぶように指示されたとのこと。

SESでは社員を教育するよりも一人でも多くのエンジニアを派遣して売り上げを伸ばしたい思惑があるため、このような行動に走るのだと述べています。

また、SESでリーダー職についても、顔も業務内容も知らない客先常駐のエンジニア達をどのように人事評価したり、提出物の管理をしたりすればよいのかもわからないし、この経験がスキルアップにつながるとも思えなかったようです。

ブラックなSES企業に入社してしまったエンジニアの末路が生々しく伝わってくるツイートです。

おすすめSESのブラックリスト企業の特徴は?見分け方や対処法を解説

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談②上から目線のSES企業

SES企業がエンジニアに対して「派遣先を紹介してやっている」と上から目線の風潮で、嫌気がさして不快感を覚えた方のご意見です。

経営者や営業担当者から「案件紹介してやったのに断るなんて」や「だからお前は成長しないし低年収なんだ」と高圧的な態度をとられたようです。

そして、こういった企業ほど「エンジニアファースト」などキレイごとを標榜していて笑えない裏側を共有してくれています。

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談③常駐先のガチガチのお作法が窮屈

こちらの方はSESの一員としてフルリモートで現場に入っています。

派遣先のルールが厳しいようで、フルリモートなのに朝のミーティングは毎日固定の時間から開始され、常時Zoomでチームと通信接続し、マイク音状態で作業をしなければならないよう。

離席の際も逐一チームメンバーにその旨を共有しなければならず、窮屈な現場に疲れてしまったようです。

SESは常駐先ごとに異なるルールに縛られるため、派遣先によっては厳しすぎるルールに疲弊してしまうこともあるようです。

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談④現場の当たり外れが激しすぎる

こちらの方はSES企業で働いているものの、現場の当たり外れによる差が大きすぎて辛さを感じているようです。

客先常駐は安定して一つの場所で働くことがないため、行く先々で相性や人間関係を一から構築していかなければなりません。

SESとして働く方で、現場の当たり外れに悩む方は少なくありません

同じような悩みについてツイートされている方は他にも存在します。

現場の当たり外れはSESで働くエンジニアにとって死活問題のようです。

おすすめ客先常駐で一人は辛い?違法?【一人常駐を楽しむコツや対処法】

SES企業を辞めたい新卒の口コミ・体験談⑤SESで思っていた働き方ができない

こちらのツイートは仕事を辞めたい人の生の声を集めて発信するアカウントからSES企業についての意見を拾ってきました。

Webクリエイターになりたくて入社したはずの企業で、SESの二重派遣によって本来業務とはかけ離れた仕事に就く羽目にあっています。

自分が一体何をしているのか分からず、何のためにこの企業に入社したのだろうと頭を抱えている様子がまざまざと目に浮かびます。

SESでは派遣先の企業で仕事をするため、思っていた業務内容に取り組めないことがしばしば起こりうるのが大きな問題点です。

おすすめSESはやめとけと言われる理由!未経験者にはおすすめ?【見分け方や対処法も解説】

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職先

SES企業を辞めたいと考えている新卒の方におすすめの転職先を紹介します。

SESを辞めてよかったと思えるように、キャリアアップになる転職先へ進むようにしてください。

おすすめの転職先は次の4つです。

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職先

  • 自社開発企業
  • SIer(受託開発企業)
  • 社内SE
  • ホワイトなSES企業

参考:SESからの転職先おすすめ8選

それぞれ詳しく解説します。

1. 自社開発企業

SES企業から自社開発企業への転職は非常におすすめです。

SES企業ではシステム開発に携わる機会が少なく、スキル不足で辞めたいと悩みを持つ方も多いですが、自社開発企業では、自社サービスの改修や機能実装などに携わるため、スキルを高めやすいです。

また、SESはエンジニアを派遣することで収益を得ているため、売り上げが急増することはほとんどありませんが、自社開発企業では、サービスがヒットすれば年収アップの可能性も十分あります。

SESから自社開発企業への転職は難しく感じられるかもしれません。

しかし、独立行政法人情報処理推進機構が公表している「DX白書2023」では、83.5%の日本企業がDXを推進するためのIT人材が「大幅に不足している」または「不足している」と回答しており、前年割合からさらに増加している状態です。

DXを推進する人材の「量」の確保

画像引用元:DX白書2023

IT業界では深刻な人手不足が問題となっているため、エンジニア経験のある方はどの企業も欲しがる人材であるため、積極的にエントリーしてみてください。

SESから自社開発企業への転職については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。

おすすめSESから自社開発への転職は難しい?【成功させるコツをご紹介】

2. SIer(受託開発企業)

SESからSIer(受託開発企業)への転職もおすすめのキャリアアップです。

特にSESからSIerへ派遣されていた方は、現在の仕事内容と大きな変更なく年収アップすることができます。

SIerへ転職する際は、大手SIerへ転職するのがおすすめです。

理由は、SIerは多重下請け構造の中に存在しているため、下請けの下位層にいるSIerは元請けに近いSIerに手数料だけ取られて安い報酬で働かなければならないことが多いためです。

下請けの下位層にいるSIerへ転職しても給料は伸びませんし、納期が近付くと残業も増えるため、転職によるメリットをあまり享受できません。

反対に大手SIerは今後もDX化の流れに乗って、将来的な成長も見込まれます。

ただし、大手SIerへの転職は狭き門のため、転職エージェントに求人案件を紹介してもらうなどの対策が必要です。

おすすめ自社開発とSIerはどっちがおすすめ?【転職時の注意点も解説】

3. 社内SE

社内SEもSESから転職するのに良い選択肢の一つです。

社内SEは「勝ち組」とも言われ、多くのエンジニアから人気の職種です。

理由としては、業務進捗を自分で管理することができるため、ワークライフバランスを取りやすいことや、システム開発の上流工程が経験できることなどが挙げられます。

一方で、転職先によってはPC機器の困りごとや雑用を押し付けられる便利屋扱いされてしまうこともあるため、転職先は慎重に検討するようにしましょう。

おすすめ社内SEでプログラミングできないのは大丈夫?【必要なスキルも解説】

4. ホワイトなSES企業

ホワイトなSES企業への転職も当然おすすめです。

ブラックなSES企業ではキャリアアップやクライアントからの違法な業務命令などもまともに取り合ってもらえませんが、ホワイトなSES企業ではエンジニアを一社員として真摯に向き合ってもらえます

同じSESへの転職でも年収アップが期待できるのも大きなメリットです。

ホワイトなSES企業を探すにあたっては、転職エージェントに相談をして業界情報などを教えてもらうのが最も近道です。

また、ホワイトなSES企業について、以下の記事でも紹介しているのであわせて参考にしてください。

おすすめSESのホワイト企業・優良企業の見分け方【優良企業ランキングもご紹介】

新卒がSES企業を辞めて転職を成功させるコツ

新卒の方がSES企業を辞めて転職を成功させるコツ3選を紹介します。

特に新卒の方は、スキルや実績が十分ではない状態で転職活動をすることになるため、ここで紹介するコツを実践して、転職の成功体験をつかんでください。

成功のコツは次の3つです。

新卒がSES企業を辞めて転職を成功させるコツ

  • 自己分析やキャリアの棚卸しをしておく
  • プログラミングスキルを習得する
  • IT転職エージェントを活用する

それぞれ詳しく解説します。

1. 自己分析やキャリアの棚卸しをしておく

転職活動を行う前に、必ず自己分析とキャリアの棚卸しをしておきましょう。

新卒の方は就職活動の時にも自己分析は行っているので、同じ要領で改めて自分を見つめ直してみてください。

そして、現時点でどのようなスキルや実績を積み上げてきたか、キャリアの棚卸しにも取り組んでみましょう

自己分析で自分の目指す方向性が見え、キャリアの棚卸しによってアピールポイントを探すことができます。

自己分析とキャリアの棚卸しの結果は、ノートやPCに残しておいて転職エージェントとの面談時に合わせて伝えることで、希望に適した求人案件を提示してもらいやすくなります。

2. プログラミングスキルを習得する

転職活動に向けたスキルアップも重要です。

特にプログラミングスキルは、エンジニアとしてのキャリアアップに欠かせません

IT業界ではプログラミングスキルを高めて、より良い条件の会社へキャリアアップを目指す風潮があり、転職が珍しくない業界です。

もちろん第二新卒は需要が高く転職活動も成功しやすいですが、年収アップや大手企業への転職を目指すのであればプログラミングスキルを高めることで希望する条件を勝ち取りやすくなります

ただし、プログラミングスクールには受講料が高い上に質が悪いものもたくさん出てきているので注意が必要です。

下記の記事で紹介しているプログラミングスクールは、受講料無料で学べるので参考にしてください。

おすすめ評判の高い無料のプログラミングスクールおすすめ7選【2024年最新】

無料のプログラミングスクールでは年齢や職歴の制限があるのが一般的です。有料のプログラミングスクールをお探しの方は「第二新卒におすすめのプログラミングスクール7選」をご覧ください。

3. IT転職エージェントを活用する

IT業界に強い転職エージェントを活用するのも転職活動を成功させる秘訣です。

一般の転職エージェントでも転職活動は行えますが、IT業界に特化していることで、業界事情や各社の情報に詳しい担当者がついてくれるため、実情を踏まえた求人を紹介してくれます。

また、転職活動を行う際は転職サイトではなく転職エージェントを使うようにしましょう。

転職サイトでは求人情報が掲載されているだけで、面談や転職先との調整は行ってもらえません。

転職エージェントでは、あなたのキャリアプランを一緒に考えてくれたり、面接対策や非公開求人の紹介をしてくれたりと、転職活動を成功させるための体制が整っています

おすすめの転職エージェントは後段で紹介するので、良さそうな転職エージェントが見つかれば、まずは登録だけでも行ってみてください。

おすすめIT業界・エンジニアに強い転職エージェントおすすめ15選を解説

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職エージェント

SES企業を辞めたいと感じている新卒の方におすすめの転職エージェントを紹介します。

本章で紹介する転職エージェントはどれもIT業界に強いため、希望する条件に適う求人を紹介してくれるでしょう。

おすすめの転職エージェントは次の3つです。

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職エージェント①マイナビIT AGENT

マイナビITエージェント

画像引用元:マイナビIT AGENT

マイナビIT AGENTは、マイナビが運営するIT業界特化型の転職エージェントです。

既に通常のマイナビエージェントに登録している方であっても、マイナビIT AGENTに重複して登録可能です。

IT・Web業界に精通したエージェントが、あなたのアドバイザーとしてキャリアプランの作成、求人の紹介を行ってくれます。

マイナビIT AGENTの転職後の定着率は、97.5%ととても高いです。

マイナビITエージェントが選ばれる理由

画像引用元:マイナビIT AGENT

人材系大手のenが運営する「人事のミカタ」のアンケートでは、中途採用者の定着率が70%以上と回答した企業の割合は約6割ということから、マイナビIT AGENTではミスマッチが少ないことがわかります。

マイナビIT AGENTで転職した人の7割以上の方が転職による年収アップにも成功しているので、好条件の求人を探すのにも最適です。

IT業界に特化していて大手企業の安心感もある、マイナビIT AGENTは多くの方にとって使いやすいエージェントのため、転職活動を始めるのであればまずは登録しておいて損はないでしょう

>> マイナビIT AGENTの公式サイトを確認する
※マイナビのプロモーションを含みます。

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職エージェント②リクルートエージェント

リクルートエージェントは、人材サービス最大手のリクルートによる転職エージェントです。

最大手の圧倒的な求人数から、IT業界に特化していなくても充実した案件紹介と転職支援を行ってもらえます。

非公開求人の数は全体で約20万件も扱っており、転職サイトを眺めているだけでは出会えない求人も紹介してもらえます。

リクルートエージェントに登録してから面談までの流れは非常に簡単で、登録から7日以内に面談日程の調整連絡がもらえるので、転職活動を始めたい、と思った気持ちのまま面談に臨むことが可能です。

面談は全国どこでもオフラインで対応してもらえますし、現在のお仕事が忙しい方向けに電話でも面談は可能なため、地方の方や面談のための時間を確保しづらい方も安心して利用できます。

初めての転職活動でどのエージェントに登録していいかわからない方は、とりあえずリクルートエージェントに登録してみるのがおすすめです。

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SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職エージェント③Geekly

Geekly

画像引用元:Geekly

Geeklyは、ITやWeb、ゲーム業界のエンジニア・クリエイターにターゲットを絞った転職エージェントです。

単純にIT業界に特化しただけの転職エージェントよりも、さらに一歩踏み込んだアドバイスやキャリアプランを提示してもらえるでしょう。

また、エンジニアとして勤務状況にも理解があるため、現在の職場で働きながらGeeklyを利用して転職を成功させた方の割合は88%と非常に高いです。

新卒で入ったばかりのSES企業をいきなり辞めて転職活動を始めるのはリスクが高いため、働きながら転職活動を成功させられるのは安心材料ですよね。

Geeklyを利用して転職した人の81%の方が約76万円の年収アップにも成功しています。
Geeklyの実績

画像引用元:Geekly

国税庁が公表している「令和3年民間給与実態調査」によると、日本の平均年収は約443万円なので、76万円の年収アップとなると、約2割近く年収が増えることになります。

ITエンジニアとしてのキャリアをより専門的な目線から考えたい方はGeeklyの活用がおすすめなので、まずは登録して求人案件を探してみてください。

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SES企業を辞めたい新卒によくある質問

本章では、SES企業を辞めたいと考えている新卒の方が悩んでしまいがちなよくある質問についてまとめました。

該当する質問項目から目を通して参考にしてください。

質問1. SESを半年で辞めるのは大丈夫?

SESを辞める期間に縛りはないため、半年で辞めても問題ありません

転職したいと思った時に転職活動を始めるのがおすすめです。

マイナビが実施ししている「転職動向調査2023年版(2022年実績)」によると、転職活動を始めた人の前職のおける就業期間は平均54.4ヶ月で、2019年以降毎年短くなっています。

このことからも新卒の方に限らず全体のトレンドとして転職活動を短い勤務期間で始める人が増えてきています。

ただし、新卒の方が短い期間で転職するときは面接で必ず転職理由を問われます

その際、「残業時間が長いから」などのネガティブな理由にせず、「将来的なキャリアを考えたため」などポジティブな理由にしなければ、面接官に悪い印象を与えかねません。

この辺りは転職エージェントとしっかり相談して、転職理由を作り込むようにしましょう。

おすすめSES(客先常駐)を転職するタイミングはいつ?【3年?半年?辞めたい人必見】

質問2. SES(客先常駐)を1週間ですぐ辞めるのはやばい?

SES(客先常駐)を1週間ですぐに辞めてしまうことも不可能ではありません。

ただし、派遣先とSESの関係が悪化しないようにしっかりとケアしておくことが今後のあなたのキャリアにおいて重要です。

派遣されるタイミングによっては、派遣されてすぐに転職が決まる場合もあるでしょう。

そのような場合には、SESの上司や営業担当者に転職日から1,2ヶ月の余裕を持って退職の意向を伝え、派遣先から引き上げる日程や、退職の段取りを組んでもらいます。

もちろん可能であれば、新たな派遣先への出向を命じられる前に、転職する旨をSESに伝えることができれば、それに越したことはありません。

IT業界は狭いので、すぐに悪いうわさが回ってしまいます。

あなたの今後のキャリア形成にも良い影響を及ぼさないので、円満に退職することを心がけましょう

質問3. SESを退職する際は誰に言うのがベスト?

SESを退職する際は派遣先ではなく、SESの上司または営業担当者に伝えるようにしましょう。

常駐先はあなたを直接雇用していませんので、退職する旨を伝えられてもどうすることもできません。

SESの営業担当者から派遣先の窓口へ適切なルートで伝えることで、あなたの後任者の決定や退職手続きに入ることができます。

派遣先に常駐していて、上司や営業担当者と顔を合わせる機会がない場合は、取り急ぎメールで退職することを伝えても問題ありません。

追って上司や営業担当者から面談の場を設けられる場合がありますが、きちんと出席し退職する旨を伝えましょう。

万が一引き留めにあってしまって、退職がスムーズにいかなさそうな場合は、退職代行に相談してみるのも一つの手です。

おすすめSES・客先常駐の退職手順【誰に言う?契約期間やトラブルは大丈夫?】
おすすめ退職代行でSES(客先常駐)を辞める方法【体験談や損害賠償についても解説】

まとめ:SES企業を辞めたい新卒必見!辞め方や転職のコツを詳しく解説

今回は新卒がSES(客先常駐)を辞めるときのポイントやおすすめの転職先、転職を成功させるコツなどについて解説しました。

記事内でも触れましたように、新卒がSES(客先常駐)企業を1年目で辞めても問題ありません

また新卒がSES(客先常駐)を辞めるときのポイントは以下の通り。

新卒がSES(客先常駐)を辞めるときのポイント

  • 転職先が見つかってから退職した方が良い
  • プロジェクトの途中で辞めないほうが良い
  • 揉めない退職理由・転職理由を考えておく
  • 辞めづらいなら退職代行サービスも視野に入れる

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職先は次の4つです。

SES企業を辞めたい新卒におすすめの転職先

  • 自社開発企業
  • SIer(受託開発企業)
  • 社内SE
  • ホワイトなSES企業

新卒がSES企業を辞めて転職を成功させるコツは以下の通りです。

新卒がSES企業を辞めて転職を成功させるコツ

  • 自己分析やキャリアの棚卸しをしておく
  • プログラミングスキルを習得する
  • IT転職エージェントを活用する

SESの退職・転職を考えている方には以下の記事もおすすめです。あわせてご覧ください。

  • この記事を書いた人
CloudInt編集部

CloudInt編集部

本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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