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SESはやめとけと言われる理由!未経験者にはおすすめ?【見分け方や対処法も解説】

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SESはやめとけと言われる理由!未経験者にはおすすめ?【見分け方や対処法も解説】
SESはやめとけって本当?やめとけと言われる理由や口コミ、SESで働くメリット・デメリットなどを知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

昨今の就職・転職活動ではIT業界の人気が高まりつつあります。

そんな中、SES・客先常駐への転職でキャリアアップしようと考えている方も少なくないでしょう。

そこで今回はSESはやめとけと言われる理由や実際の口コミ、SESのメリット・デメリットや対処法などについて解説します。

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目次

※当記事はプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私の経歴や私の略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

SES・客先常駐とは

SESとは「システムエンジニアリングサービス」の略で、エンジニアの労働力や技術力が必要なクライアントに対してエンジニアを派遣するサービスです。

SESには「SES契約」「請負契約」「派遣契約」などの契約形態があり、契約形態によってエンジニアの働き方や責任の所在も異なります。

一方、客先常駐とは働き方のことを指し、例えばSES企業の社員ではあるものの、実際に業務を行う場所が客先であることを意味します。

つまり、SESエンジニアのみが客先常駐というわけではなく、派遣社員やフリーランスなども客先常駐として働くことがあるのです。

SESはやめとけと言われる理由

SNSや2ch(現・5ch)などではSESはやめとけ」「SESはやばいといった書き込みが見られることがあります。

もちろんこのような書き込みがあるからといって「SES = 良くない」というわけではありません。

しかし、SESという業態ならではの次のような理由から「やめとけ」や「やばい」といった声が聞かれるようです。

SESはやめとけと言われる理由

  • 給与・年収が少ない
  • スキルアップしづらい
  • 職場環境が変化しやすい
  • 常駐先・派遣先を選べない
  • 別企業への転職難易度が高い

それでは順番に解説していきます。

やめとけと言われる理由1. 給与・年収が少ない

SESはSIerの下請けとして案件を受注することが多い傾向になります。

そのため、SIer企業のエンジニアと比較すると、SES企業のエンジニアの給与や年収は少なくなりがちです。

また、SES企業ではSES企業自体にもマージンを残す必要があるため、自社エンジニアと比較するとマージンが取られる分、エンジニアへの報酬が少なくなります。

ただし、スキルや実績がないうちは案件の単価が低くても、スキルや実績が増えれば選べる案件が増えたり、単価の高い案件にアサインできる可能性はあるでしょう。

おすすめSESの年収の限界は500万?700万は可能?【給料が上がらない理由を解説】

やめとけと言われる理由2. スキルアップしづらい

SESで扱う案件には、未経験者でも始められるテスターのような下流工程もあれば、高度な知識や技術力が求められる上流工程もあります。

しかし、SESの案件の多くはプロジェクトの中の一部分のみを担うことがほとんどで、場合によっては下流工程の案件にばかり連続してアサインされることもあります。

そのような状況になると、エンジニアとしての経験年数に対してスキルが伴わない状況となり、キャリアアップが難しくなってしまうのです。

スキルアップできる案件かどうかは常駐先によるところが非常に大きいため、客先が変わったからといって新しい客先でスキルアップできるかどうかはわかりません。

おすすめSESだと転職できないって本当?難しい?【キャリアアップできない理由】

やめとけと言われる理由3. 職場環境が変化しやすい

SESエンジニアは、案件によっては数ヶ月で次の案件を任されることも少なくありません。

案件が変わると、当然勤務地や勤務体制、人間関係も変わるため、職場環境の変化は免れません

環境の変化への対応に時間が掛かる人や、同じ勤務地や勤務体制で安定して働きたいと考える人にとっては負担に感じることもあるでしょう。

一方、さまざまな職場で働いてみたい人や、濃密な人間関係を好まない人にとっては環境の変化がかえって心地良いと感じることもあります。

やめとけと言われる理由4. 常駐先・派遣先を選べない

SESでは基本的に常駐先や派遣先を選べることが少なく、特にエンジニアとしての経験が少ない場合やスキルがない場合はアサインされるがまま常駐先に出向くことになります。

仮に自分が「こんなスキルが身に着く職場が良い」と考えていても、全く意にそぐわない常駐先や派遣先で働くこともあるのです。

また、勤務地が「23区内」や「大阪市内」など大まかな地域だけで設定されている場合、通勤時間が非常に長くなってしまう可能性も十分にあります。

ただし、案件選択制度を導入している企業であれば、常駐先や派遣先を選べる可能性があります。

スキルや実績がある人ほどその選択肢は多くなるでしょう。

やめとけと言われる理由5. 別企業への転職難易度が高い

SES企業から別のSES企業へ転職するのはそれほど難易度が高いことではありません。

しかし、例えばSES企業から自社開発エンジニアとして転職を希望する場合難易度はぐっと高くなります

なぜなら、SESで担当する業務内容は下流工程のものや、常駐先が変わっても同じような内容の業務を担当することも少なくなく、他社で通用するスキルが身に付きにくい部分があるためです。

また、SESエンジニアはSES企業だけではなく、常駐先との関係性もあります。

SES企業と常駐先に対して転職に向けた調整をする必要があるため、特に責任感の強い人は「両方に迷惑をかけてしまう」と転職自体にハードルを感じてしまうこともあります。

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SES企業で働くメリット

SESは場合によってはスキルアップが難しかったり、職場環境が変化しやすいなどのデメリットがあるため、「やめとけ」といった声が聞かれることも事実です。

しかし何事にもメリット・デメリットはあるもので、SES企業で働くメリットももちろんあります

ここからはSES企業で働くメリットを解説します。

SES企業で働くメリット

  • 残業時間が少ない
  • 未経験者でも就職できる
  • 人脈が広がりやすい

それでは順番に解説していきます。

メリット1. 残業時間が少ない

SES企業で働く場合、基本的に労働時間に対して報酬が発生します。

また、指揮命令権はSES企業にあるため、現場で突発的に残業が発生しても、SESエンジニアに残業をさせる場合にはその分残業代が発生します。

そのため、クライアント企業はなるべくSESエンジニアには残業をさせようとしないのが一般的です。

ITエンジニアは残業が多いイメージですが、SESエンジニアであれば比較的残業が少なく、ワークライフバランスがとりやすいといえるでしょう。

メリット2. 未経験者でも就職できる

IT業界は慢性的な人材不足ということもあり、エンジニアは非常に重宝される存在です。

そのため、エンジニア未経験であっても正社員として採用し、自社で教育をしたり、比較的簡単な下流工程からスタートしてスキルアップを図るというケースも少なくないのです。

未経験から入社した場合、仕事以外の時間にもスキルアップのための勉強を自主的に行うことは求められますが、とにかく実務経験をしたいという人にとっては良いきっかけとなるでしょう。

ただし、未経験である以上、案件の内容はある程度限定されることは心得ておく必要があります。

メリット3. 人脈が広がりやすい

SESでは同じSES企業のエンジニアでチームを組んでプロジェクトに参画することもありますが、案件ごとに常駐先が変わるため、常駐先ごとに新たな出会いがあります

これまでなかった視点から物事を考えられるようになったり、常駐先が変わってもプライベートでの付き合いが続くような人との出会いもあるかもしれません。

将来フリーランスや独立を考えている人にとっては、常駐先で形成されたコネクションが後々大いに役立つこともあるでしょう。

また、例えば大手企業のプロジェクトに参画している中で仕事ぶりが認められ、通常では入社できないような大手企業に転職できるケースも少なくありません。

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SES企業で働くデメリット

SESは「給与や年収が少ない」「スキルアップしづらい」などの理由から「やめとけ」といった意見が聞こえがちです。

これらの理由に関連して、SES企業で働くデメリットには次のようなものもあります。

SES企業で働くデメリット

  • 構造上給与・年収が少ない
  • 帰属意識が薄い
  • 年齢が上がると仕事が減りやすい

それでは順番に解説していきます。

デメリット1. 構造上給与・年収が少ない

SESはSIerの下請けになっていることが多く、構造的に多重下請けが発生することも少なくありません。

そのため、構造が多重になるほど下請け会社が中間マージンを受け取ることになり、その割合は発注額の10~30%ともいわれています。

スキルや実績のあるエンジニアの場合、受注単価も高くなる傾向がありますが、スキルや経験のないエンジニアの場合は、給与や年収が少なくなる可能性は高くなります

なお、目安として、新卒でSES企業に就職した場合も未経験からSES企業に転職した場合も、年収は300万円前後であることが多いでしょう。

おすすめSESの年収の限界は500万?700万は可能?【給料が上がらない理由を解説】

デメリット2. 帰属意識が薄い

帰属意識とは、自分がある集団に属しているという意識を持つことです。

SESエンジニアの多くは客先常駐となるため、月に1度だけ自社に出向いて勤務状況を報告するようなことも珍しくありません。

そのため、自然と帰属意識が薄くなってしまいます。

帰属意識が薄くなることに特に大きな問題を感じない人もいますが、現場での仕事ぶりにあった納得のできる評価が受けられない可能性もあります。

また、企業側が将来のキャリアを考慮することなく案件をアサインしてくるようなことも考えられるでしょう。

デメリット3. 年齢が上がると仕事が減りやすい

SESエンジニアは何歳になっても働き続けられる職業です。

しかし、年齢が上がるごとに、エンジニアとしてのスキルだけではなく、チームをまとめたり設計するスキルが求められるようになります。

特に、40代・50代でこのようなスキルが求められることが多いため、スキルが身についていないと仕事の幅が減ってしまったり、単価の低い案件しか受けられない事態にも陥りかねません。

また、扱うプログラミング言語や技術も時間の経過とともに変化していきます。

若いエンジニアの方が新しい技術を習得していることが多く、成長も早く伸びしろもあるため、同じ案件であっても若いエンジニアが選ばれやすく、年齢が上がると仕事も減りやすいのです。

SESがおすすめ・向いている人の特徴

ここまでSES企業で働くことのメリットやデメリットを解説してきました。

SES企業で働くことのデメリットよりもメリットを多く感じる人であれば、SESエンジニアとして納得感を持って働ける可能性は高いといえるでしょう。

ここからは、具体的にSESがおすすめの人、向いている人の特徴をご紹介します。

SESがおすすめ・向いている人の特徴

  • 実務経験を積みたい未経験者
  • 人脈を広げたい人
  • 大企業で働いてみたい人

それでは順番に解説していきます。

1. 実務経験を積みたい未経験者

SES企業で働くメリットでもご紹介したとおり、未経験者を採用し、自社や客先を通じて育成しようとするSES企業は少なくありません。

そのため、「とにかく実務経験をまずは積みたい」「未経験からエンジニアに挑戦したい」と考えている人にとってはおすすめの働き方といえます。

ただし、未経験からSES企業に入社できたとしても、同じような業務ばかりでスキルアップができない状態になるのは避けたいものです。

「このままでは成長できない」と思ったときは、別のSES企業に転職したり、エンジニアが案件を選択できる案件選択制度を導入しているSES企業を選ぶ方法も良いでしょう。

おすすめSESからの転職先おすすめ8選【エンジニア転職したい人必見】

2. 人脈を広げたい人

SESエンジニアは比較的短期間で常駐先が変わることが多く、その分人間関係もその都度変化します。

人間関係の変化や新たな構築に負担を感じる人もいますが、SESエンジニアとして働き続けているだけで自然と人脈が広がっていくことは大きなメリットといえます。

将来的に独立やフリーランスを考えている人にとっては、様々な企業で人脈を作っておくことは、のちに仕事を依頼されたり手助けをしてもらえたりする可能性があるものです。

また、仕事に関わらず、色々な人と出会い、自分の視野を広げたいと考えている人にとってもおすすめの働き方といえるでしょう。

3. 大企業で働いてみたい人

SESエンジニアは、大企業が大規模なプロジェクトを行う際に、一時的に労働力や技術力が必要となり、案件を受けることも少なくありません。

プロジェクトの完了までではなく一部のみを担当することは多いですが、大企業でしか得られることのできない知識やスキル、技術を身につけるチャンスがあります。

また、大企業のプロジェクトに参画できるということは、それに通用する実績やスキルがあるという意味でもあります。

仕事ぶりが認められれば、常駐先から声がかかり、大企業に転職できることもあります

このようなケースは決して珍しいことではありません。

SESはやめとけ・向いていない人の特徴

SESはブラックな業界と言われることもありますが、それはメリットである部分をデメリットと感じてしまったり、デメリットをより強く感じてしまう人がいるためです。

例えば次のような人はSESにはあまり向いていないといえるでしょう。

SESはやめとけ・向いていない人の特徴

  • エンジニアの実務経験がある人
  • 環境の変化が苦手な人
  • 自社サービスに長期間関わりたい人

それでは順番に解説していきます。

1. エンジニアの実務経験がある人

エンジニアの実務経験がある人の場合、自分の得意とする分野ややってみたいと思う仕事の方向性がある程度定まっていることが多いでしょう。

慢性的な人材不足の状態にあるIT業界では、実務経験のあるエンジニアは非常に重宝される存在であり、いわば「引く手あまた」の状態であるといっても過言ではないでしょう。

SESエンジニアとして働くと、案件選択制度のある企業以外は自分が希望しない案件をアサインされることも考えられます。

実務経験があるのであれば、自社開発を行っている企業の転職活動や、フリーランスや独立を考えてみる価値は十分にあります。

これらの働き方では、SESエンジニアよりも年収が高くなる可能性も高いでしょう。

2. 環境の変化が苦手な人

SESエンジニアは数ヶ月から長くても2~3年程度で新たな案件に移ることが一般的です。

つまり、比較的短期間で業務内容はもとより、勤務地や勤務時間、人間関係などのさまざまな環境が変化します。

環境の変化に適応するまでに時間がかかる人や、自身のコミュニケーション能力に自信がない人にとっては厳しい環境になる可能性があるでしょう。

さらに、SESエンジニアという働き方は勤務地や勤務時間の変化も伴うものであるため、プライベートな時間をより重視する人にとっては悪影響を及ぼすかもしれません。

3. 自社サービスに長期間関わりたい人

SESエンジニアは大企業や行政の大規模なプロジェクトに関わるチャンスもありますが、プロジェクトの立ち上げから完了までの全てに関われることは多くありません

なぜなら、クライアントはSESのエンジニアが必要な時だけにピンポイントで利用できる点に利便性を感じているためです。

そのため、プロジェクトの途中で契約が終了することは珍しくはなく、その点に不満ややりがいのなさを感じるSESエンジニアもいます。

部分的な業務ではなく、自社サービスの開発にじっくりと長期間にわたって関わりたい人や、一つの分野を極めたい人はSESエンジニアには向いていないといえるでしょう。

おすすめ自社開発エンジニアのメリットやデメリットを解説

SES企業・客先常駐の見分け方

一口にSES企業と言っても、近年は「新SES」と呼ばれる企業も増え始めています。

これらの企業では、エンジニア自身が案件を選べる「案件選択制度」や、エンジニアに単価が公開される「単価評価制度」などが導入されていることも多く、エンジニアのキャリアプランをサポートする動きもみられます。

一方で、SES企業の中には、いわゆる「SESのブラックリスト」なるものに載ってしまうような企業も存在することは事実です。

SES企業や客先常駐を避けたいと考えるのであれば、まずはその企業がSES企業や客先常駐であるかを見極めることから始めましょう。

ここからは、SES企業・客先常駐の見分け方を解説します。

SES企業・客先常駐の見分け方

  • 社員数の割にオフィスが小さい
  • 勤務先が「23区内/本社または東京都内」となっている
  • ビジネスパートナーを募集している

それでは順番に解説していきます。

見分け方1. 社員数の割にオフィスが小さい

SESは基本的に客先常駐となるため、エンジニアが自社で働くケースは多くありません。

そのため、従業員が100名であっても、100名分のデスクが用意されているというわけではないのです。

反対に、自社開発をしている企業は一定の広さが必要になるため、マンションの一室の事務所のような場所ではなく、自社開発ができるだけのスペースのあるオフィスであることが多いでしょう。

また、SES企業はグループ展開をしている場合もあり、一見十分な広さのオフィスに見えても、グループ全体で考えるとオフィスが非常に狭いこともあります。

社員数に対してオフィスの大きさが小さい場合は、SES企業である可能性が高いといえます。

オフィスのサイズについてはGoogleマップなどで調べてみるとある程度把握できるでしょう。

見分け方2. 勤務先が「23区内/本社または東京都内」となっている

勤務地がはっきりと決まっていない場合は、SES企業・客先常駐である可能性が高いでしょう。

例えばSES企業の場合、勤務先として次のような記載がされているケースが多く見られます。

SES企業の勤務先の表記例

  • 東京都23区内
  • 本社または東京都内
  • プロジェクト先
  • 首都圏近郊
  • 大阪府周辺

また、勤務時間についても「プロジェクト先による」「客先により異なる」といった表現であることが多いでしょう。

基本的に、勤務地や勤務時間がはっきりしていない場合は、SES企業や客先常駐の企業である可能性が高いと考えておきましょう。

見分け方3. ビジネスパートナーを募集している

SES企業はクライアントが持つ案件とエンジニアをマッチングさせる業態であるため、ビジネスパートナーが多ければ多いほど収益を得られる可能性が高まります。

当然、SES企業でなくてもビジネスパートナーや協力会社を募集している企業はあります。

しかし、ホームページや求人広告などに「パートナー募集」といった記載がある場合は、SES企業である可能性が高いでしょう。

おすすめSES企業の見分け方!【ホワイトなSESの見極め方とは】

SES以外に転職したい未経験者はプログラミングスクールがおすすめ

SESは未経験者でも入社でき、実務経験が身につけられる働き方のひとつです。

しかし、SESの特徴などから「SESは自分には向いていないかも」「自社開発エンジニアを目指したい」という人もいるでしょう。

未経験からエンジニアとしてSES以外で働きたいと考えるのであれば、SES以外の転職に強いプログラミングスクールに通うことをおすすめします。

プログラミングスクールには実務で通用できるレベルのスキルを身につけられるものもありますが、その種類は様々。

そこで、ここからはエンジニアとしての就職を目指す人におすすめのプログラミングスクールを3校ご紹介します。

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SES以外に転職したい未経験者におすすめのスクール①DMM WEBCAMP(ウェブキャンプ)

DMM WEBCAMP

画像引用元:DMM WEBCAMP

スクール名DMM WEBCAMP
受講形態オンライン or 教室通学
入学金なし
受講料金短期集中コース(転職保証あり
690,800円
就業両立コース(給付金の対象
889,350円:給付金適用で実質329,350円
専門技術コース(給付金の対象
910,800円:給付金適用で実質350,800円
累計学習時間(目安)最短3ヶ月
質問サポート対応時間13時から22時(金曜日は定休日)
おすすめポイント自己分析面談サポート
履歴書/職務経歴書作成・面接対策
キャリアレポート
優良企業の求人紹介サポート
転職返金保証
教育訓練給付制度の対象講座
受講条件知能や職歴を見られる適性検査(選考)がある
※2021年10月に選考はなくなった
運営企業DMM.comグループ
株式会社インフラトップ
公式サイトDMM WEBCAMPの公式サイト

DMM WEBCAMPは、最短12週間でITエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。

12週間と聞くと短く感じる人もいるかもしれませんが、次のような即戦力を目指せる実践的な独自のカリキュラムで就職活動を有利に進めることができます。

DMM WEBCAMPのカリキュラム

  • 1ヶ月目
    基礎学習+応用学習
  • 2ヶ月目
    チーム開発
  • 3ヶ月目
    ポートフォリオ制作
  • 4ヶ月目(希望者のみ)
    専門技術(AI/クラウド)

また、通学中は高いスキルを持つエンジニアに直接質問をしたり、ライフコーチと週1回マンツーマンで1週間の振り返りを行うサポート体制も整っています。

さらに、修了後は専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで転職活動をサポートするため、転職成功率98%でありながら離職率は2.3%という高い実績を残しています。

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SES以外に転職したい未経験者におすすめのスクール②ポテパンキャンプ

スクール名POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)
受講形態オンライン
入学金なし
受講料金440,000円
給付金実質160,000円
累計学習時間(目安)400時間(5ヶ月間)
質問サポート対応時間毎日10時〜23時まで幅広く使える技術質問サポート
おすすめポイント専任のキャリアカウンセラーによる転職サポート
転職に成功できなかったら全額返金
卒業生限定の自社開発企業求人の紹介
ポートフォリオと面談対策、企業分析も無期限でサポート
卒業生採用企業の方による勉強会の開催
未経験エンジニア転職についてのセミナーの開催
提携企業の説明会の開催
受講条件なし
運営企業株式会社ポテパン
公式サイトPOTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)公式サイト

ポテパンキャンプは未経験から最短5ヶ月でWebエンジニアを目指せるプログラミングスクールです。

Web系開発企業への転職に強く、2021年7月~10月に29歳以下の転職サポート実施ユーザを対象とした調査では、未経験者比率が92%であるのに対し、内定者の内定先企業は100%Web開発企業となっています。

ポテパンキャンプの未経験者率&Web系企業の内定率

ポテパンキャンプの未経験者率&Web系企業の内定率

カリキュラムは現場評価の高い実践的な内容となっており、104項目の基礎学習と、16個の実践課題、平均30回のレビューから構成されています。

さらに、カリキュラム修了後には実績豊富な専任のキャリアカウンセラーが転職をサポート

ポートフォリオの企画や作成から、面接対策、企業紹介までを一貫して行います。

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SES以外に転職したい未経験者におすすめのスクール③RUNTEQ(ランテック)

RUNTEQ(ランテック)

画像引用元:RUNTEQ(ランテック)

スクール名RUNTEQ(ランテック)
受講形態オンライン
入学金0円
受講料金550,000円
給付金で実質165,000
累計学習時間(目安)780~1,000時間
成果物オリジナルのWebアプリケーションなど
質問サポート対応時間平日 11:00 ~ 22:00
土日 10:00 ~ 18:00
※水曜のみ休み
おすすめポイント月2回のオンライン面談
専属メンターによる学習進捗サポート
中間試験・卒業試験の実施
本格的なポートフォリオ作成サポート
同期との懇親会・勉強会・発表会の実施
転職サポート(企業紹介や書類添削など)
運営企業株式会社スタートアップテクノロジー
公式サイトRUNTEQ(ランテック)公式サイト

RUNTEQはプログラミングを学ぶだけではなく、事業を推進するエンジニアを育成するスクールです。

RUNTEQでは未経験からのスタートの場合、就職できるラインを1,000時間以上と考え、1,000時間のカリキュラムが用意されています。

技術試験制度を含む充実した1000時間学習カリキュラム

画像引用元:RUNTEQ

働きながら学習をするケースでは9ヶ月で修了、学習に集中できる状況であれば入学から最短5ヶ月での修了が可能です。

また、モチベーションを維持するため、講師には質問し放題、仲間と一緒に学習ができるコミュニティを用意するなど挫折しないサポートも充実しています。

さらに、就職後のサポートでは自己分析や多様な面接練習、書類作成のサポートなども幅広く行っています。

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SES以外に転職したい経験者は転職エージェントがおすすめ

SESからの転職を考えている人や、プログラミングスクールを修了する人には、転職エージェントの利用もおすすめです。

以下では、エンジニアの転職におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。

SES以外に転職したい経験者におすすめのエージェント①レバテックキャリア

レバテックキャリア

画像引用元:レバテックキャリア

レバテックキャリアは、ITエンジニアやWebデザイナーの求人に特化した転職エージェントです。

先端技術や上流工程に挑戦できる求人を多く扱っており、上流工程のIT求人は9,000件以上にものぼります。(2021年10月現在)

また、会社の魅力や得意分野、現場で導入されている技術を把握するため、年間3,000回の企業訪問を行い、より求職者の希望にマッチする求人を取り扱っています。

在籍するIT専門の転職アドバイザーは50名以上。

よりリアルなアドバイスで94%以上という紹介求人の満足度を獲得しています。(2021年6月~2021年10月の実績)

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SES以外に転職したい経験者におすすめのエージェント②リクルートエージェント

リクルートエージェントは、業界最大級の求人数を誇る転職エージェントで、非公開求人は20万件にものぼります。(2022年8月時点)

IT業界に特化した転職エージェントではありませんが、幅広い求人を知ることができ、様々な可能性に触れられる点が大きなメリットです。

リクルートエージェントでは、各業界に精通した実績豊富なキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った求人を厳選して紹介します。

そのため、まだ自分の目指したい分野や職種が明確でない人にもおすすめです。

書類選考や面接対策などの就活のサポートはもちろん、内定後の年収交渉や入社日の調整にも対応。

就業中の場合は円満退社のための手続きのアドバイスも受けられます。

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SES以外に転職したい経験者におすすめのエージェント③Geekly

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GeeklyはIT・Web・ゲーム業界を専門とした転職エージェントで、非公開求人を含め2万件以上の求人を保有しています。(2023年5月時点)

職種はもちろん、大手企業から成長中のベンチャーまで幅広い求人を扱っています。

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SES・客先常駐に関するよくある質問

ここからは、SESや客先常駐に関してのよくある質問についてお答えしていきます。

SESへの就職や転職を迷っている人はもちろん、エンジニアとしてどのように働くべきかお悩みの方もぜひご参考ください。

1. 新卒でSESに就職するのはやめといたほうが良い?

実務経験のない新卒の場合、正社員としてSESに就職し、実績やスキルを積んでいく方法も一つの手です。

入社するSES企業やタイミングによってはさまざまな職場でさまざまな経験ができるため、今後自分がエンジニアとしてどのように活躍したいかを考えるヒントにもなるでしょう。

ただし、SES企業を選ぶ際は、自分のキャリアプランをあらかじめ考えておくことが大切です。

キャリアプランがないままSES企業に就職してしまうと、同じような案件ばかりを担当する状態が続き、スキルが身につかないまま時間だけが過ぎてしまう可能性があります。

例えば案件選択制度を導入しているSES企業を選ぶといった方法も良いでしょう。

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2. SESの優良企業・ホワイト企業の見分け方はある?

SESの優良企業やホワイト企業を見分ける方法として、まずわかりやすいのは「新SES」と呼ばれるSES企業です。

これらの企業はエンジニアの労働環境改善に努めており、エンジニア自身が案件を選択できる「案件選択制度」や、エンジニアに単価が公開される「単価評価制度」などが導入されています。

このほかにも、次のような点に注目してみるとよいでしょう。

SESの優良企業・ホワイト企業の見分け方の例

  • 給与体制や福利厚生が整っているか
  • 経営層がエンジニアの働き方について精通しているか
  • 元請け企業やエンドユーザーからの案件を多く受注しているか

このような特徴がある企業では、エンジニアのキャリアについても寄り添ってくれる可能性が高く、働きやすい環境が期待できるでしょう。

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3. SESは転職できないって本当?

SESに就職すると転職できないといった話を耳にした人もいるかもしれません。

結論から言うと、転職は可能ですが、スキルや実績がない場合は難しいこともあります

SES企業からSES企業への転職はできても、自社開発企業への転職はハードルが高くなるため、求められるレベルのスキルや実績を身につけておくことは必至です。

また、SIerや受託開発企業への転職を目指す場合も、開発スキルだけではなくコミュニケーションスキルを磨いておくことが必要です。

いずれにしても、転職を考えるのであれば、SESエンジニアとして働きながらも実績を積みプログラミングスクール等でスキルアップを図っておくことが重要といえるでしょう。

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まとめ:SESはやめとけと言われる理由!未経験者にはおすすめ?【見分け方や対処法も解説】

今回はSESはやめとけと言われる理由や実際の口コミ、SESのメリット・デメリットや対処法などについて解説しました。

改めてSESはやめとけと言われる理由を確認しておきましょう。

SESはやめとけと言われる理由

  • 給与・年収が少ない
  • スキルアップしづらい
  • 職場環境が変化しやすい
  • 常駐先・派遣先を選べない
  • 別企業への転職難易度が高い

またSESが向いている人と向いていない人の特徴はそれぞれ以下の通り。

SESがおすすめ・向いている人
SESはやめとけ・向いていない人
  • 実務経験を積みたい未経験者
  • 人脈を広げたい人
  • 大企業で働いてみたい人
  • エンジニアの実務経験がある人
  • 環境の変化が苦手な人
  • 自社サービスに長期間関わりたい人

SES企業や他の企業との比較について更に詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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CloudInt編集部

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本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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