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LINEのコーディングテストを受けた感想【難易度や対策も】

更新日 :

今回はWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、LINEのコーディングテストを受けた感想をご紹介します。

LINEのエンジニア職の選考を考えている方は必見です。

この記事でわかること

  • LINEのコーディングテストの概要
  • LINEのコーディングテストは未経験でも通過できるか
  • 実際に行っていたLINEのコーディングテストの対策方法
  • まとめ:LINEのコーディングテストを受けた感想【難易度や対策も】

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他のWeb系企業のコーディングテストについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。

※当記事はプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私の経歴や私の略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

LINEのコーディングテストの概要

私は本選考で2回LINEのコーディングテストを受験したので、それらを踏まえた感想・概要をご紹介します。

LINEではコーディングテストの受け直しが何度でも(最大7回)可能な制度を導入しています

LINEの本選考のコーディングテストの感想・概要

項目内容
企業名LINE株式会社
応募職種技術職 開発エンジニア クライアント領域
受験年度2021年
出題数2問
難易度1問目も2問目もかなり難しい(AtCoderのC~Dくらい)
問題の概要1問目は複雑な条件分岐と複雑な配列処理に加えて、応答時間や計算量を考慮したアルゴリズムを実装できれば解ける。
2問目は複雑な条件分岐と複雑な配列処理ができれば解ける業務志向な実装問題。(タクシーメーター、スーパーのレジ、コインロッカーなどが題材)
制限時間1問目:2時間
2問目:3時間
※まとめて5時間解く必要はなく設問ごとに休憩を挟めます。
※応募職種によって若干異なるようです。詳細は「技術職の採用フローについて」をご覧ください。
問題文の言語日本語
対応プログラミング言語正確に覚えていませんが人気の言語からマイナーな言語まで10~20種類くらいは対応していました。
使用サービスTrack(コーディングテスト受験システム)
結果連絡2週間以内にメールで連絡が来る
※問題のボリュームが多いからか、受講者の人数が多いからか、結果がわかるまで時間がかかります。受験締切日から2週間ギリギリに結果が届くと考えておくと良いでしょう。
対策方法競技プログラミング(AtCoder)
paizaでコーディング練習
アルゴリズム関連の参考書
感想・アドバイス私は1問目は正解・2問目は半分正解というそこまで悪くない結果でしたが、通過できませんでした。
時間に追われるあまり、雑なコード(命名規則がバラバラ・for文やif文でゴリ押し・コメントアウトが不十分)になっていたので、そこがマイナスの評価に繋がったのではないかと考えています。
備考コーディングテストと合わせて簡単なエントリーシートがあります。そこでは現状のスキルのアンケート、開発経験の実績、志望理由を記入する必要があります。

問題文のコピー・転写は禁じられているので具体的な細かい内容までは記すことはできませんが、お役に立てれば幸いです。

※これらの情報は2021年度に受験した際の情報です。年度によって内容が変更されている可能性もあるのでご注意ください。

LINEの本選考のコーディングテストの過去問解説

LINEは企業自ら、コーディングテストの過去問の公開と解説を記事や動画で行っています。

リンクの一覧をまとめたので合わせてご覧ください。

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LINEのコーディングテストは未経験でも通過できるか

LINEに限った話ではありませんが、プログラミング未経験からコーディングテストを通過するのはほぼ不可能だと考えて良いでしょう。

またコーディングテストではプログラミングの経験だけでなく、アルゴリズムやデータ構造の知識、数学的な思考力も必要となってきます。

そのため一般的なプログラミングだけでなく、コーディングテストのための勉強も準備しておいた方が通過率は高まると言えるでしょう。

年単位の準備が必要

とはいえLINEのコーディングテストは他の企業と比較すると難易度はめちゃくちゃ高いです。

予測変換で一番上に「難しい」と表示されるくらい難易度が高いです

LINEはポテンシャル・将来性よりも現状のスキルに重きを置いていることが推察できます

とにかく即戦力として活躍できるエンジニアを求めているのです。

ですので、未経験者・初心者の方は最低でも年単位の期間、コーディングテスト対策をしていないと通過する可能性は低いと考えられます。

またコーディングテストの能力と合わせて、分かりやすくて簡潔なコードをスラスラ書ける能力も求められてくるでしょう。

プロダクト開発とアルゴリズム開発は別

「プロダクトを開発するプログラミングの能力」と「コーディングテストで求められるアルゴリズム開発の能力」は似ているようで違います。

私の知り合いで、プロダクト開発に長けているレジェンド級のエンジニアの方がいるのですが、その方はコーディングテストの対策をせずにLINEの試験に挑んだ結果、通過できずに落ちてしまいました

LINEのコーディングテスト、恐るべし!!

LINEのコーディングテストに通過するには、コーディングテストに特化した対策が必要だということを覚えておきましょう。

実際に行っていたLINEのコーディングテストの対策方法

ではLINEのエンジニアのコーディングテストを突破できるようになるには、どんな対策方法で勉強すれば良いのでしょうか?

先に結論を申し上げますと以下の通りになります。

LINEのエンジニアのコーディングテストの対策方法

  • 書籍で勉強する
  • プログラミングスキルチェックサービスで練習する
  • 競技プログラミングで鍛える

それでは順番に解説していきます。

対策方法① 書籍で勉強する

1つ目の対策方法は、書籍で勉強するという方法です。

私が実際に購入して役に立ったと感じたのは以下の2冊です。

問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造 (KS情報科学専門書)


プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版] ~問題解決のアルゴリズム活用力とコーディングテクニックを鍛える~


どちらも例題と解説が細かく丁寧に書かれているので、2~3周することを目標に勉強してみましょう。

とはいえ2冊とも後半部分は難易度が高くLINEのコーディングテストではほとんど使わない知識も出てきます。

  • 問題解決力を鍛える!アルゴリズムとデータ構造 (KS情報科学専門書)
    →1章〜12章
  • プログラミングコンテストチャレンジブック [第2版]
    →1章〜3章

上に示した範囲を中心に学習すれば問題ないでしょう。

対策方法② プログラミングスキルチェックサービスで練習する

2つ目はプログラミングスキルチェックサービスを使って勉強する方法です。

私はpaizaの「プログラミングスキルチェック」を使用していました。

paizaのプログラミングスキルチェックサービスでは、500問近くの問題が用意されていて難易度は5段階に分けられています

難易度はD、C、B、A、Sの5つがありSが最も難しくてDが最も簡単です。

私は約2ヶ月間、毎日CとBの問題を1問ずつ問いていました

毎日必ずコーディングテストに触れることで、コツコツと着実に力を伸ばすことができると言えるでしょう。

対策方法③ 競技プログラミングで鍛える

3つ目は競技プログラミングで鍛えるという方法です。

既にご存じの方も多いとは思いますが、競技プログラミングの中で最も有名な「AtCoder」がオススメです。

AtCoderは日本だけでなく世界中で使用されている競技プログラミングサイトです。歴史も長く3,000以上の過去問にいつでも挑戦できます。

AtCoderでは毎週土曜日の21時から1時間40分間、AtCoder Beginner Contestという初心者向けのコンテストが開催されています。(たまに日程がずれることがあるので公式ツイッター公式サイトを確認してみてください)

私はこのコンテストに毎週参加&毎日過去問を解いていました

AtCoder Beginner Contestでは6問前後の問題が難易度順にA、B、C、D...と用意されています。

LINEのエンジニア職のコーディングテストで合格を狙いたい方はA、B、Cを確実に解けるようにしておきましょう

どんな日でもpaizaとAtCoderを毎日解き続けるのがポイント!

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まとめ:LINEのコーディングテストを受けた感想【難易度や対策も】

まとめ:LINEのコーディングテストを受けた感想【難易度や対策も】

  • LINEのコーディングテストは2問あり、制限時間は合計5時間。対応しているプログラミング言語の種類は多め。コーディングテストと合わせて簡単なエントリーシートもある。
  • 難易度は業界トップクラスで難しい
  • ボリュームが多いので制限時間内に簡潔で分かりやすいコードを書く能力が求められる
  • LINEに限らずコーディングテストは未経験だと厳しいのでしっかり対策しておくことが大切
  • LINEではプロダクト開発の学習とは別に、コーディングテストに特化した対策を徹底する必要がある
  • コーディングテスト対策は「参考書で勉強」「練習サイトで勉強」「競技プログラミングで特訓」の三本立てがおすすめ

今回はWeb系の大手自社開発企業を中心に新卒エンジニア就活をしていた私が、LINEのコーディングテストを受けた感想をご紹介しました。

LINEはWeb系企業の大手で倍率も高く、コーディングテストの難易度は業界トップクラスで難しいです。

小手先の対策では太刀打ちできません。

本記事の情報を参考にコーディングテスト対策を綿密にしっかり準備しておきましょう。

また未経験・初心者の状態から効率的にプログラミングを学ぶなら、プログラミングスクールを通じてプロのエンジニアから教わるのがオススメです。

大学生におすすめのプログラミングスクールについては以下の記事をご覧ください。

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  • この記事を書いた人
CloudInt編集部

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本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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