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Ruby on Railsとは?学ぶメリットやデメリットを解説

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Ruby on Railsってなんだろう?できることやメリット・デメリットについて知りたい!

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

ここ最近プログラミングの需要は急激に高まってきており、フリーランスや転職といった形でエンジニアを目指す方が増えてきているそうです。

これに伴って、複雑なWebアプリケーションを簡単に実装できる「Webフレームワーク」のスキルも注目を集めています。

そこで今回はWebフレームワークの中でも大人気のRuby on Railsの特徴や需要の高さ、学習するメリット・デメリットについてご紹介していきます。

この記事でわかること

  • Ruby on Railsとは
  • Ruby on Railsでできること
  • Ruby on Railsが使われている有名サービス
  • Ruby on Railsは稼げるのか
  • Ruby on Railsを学習するメリット
  • Ruby on Railsを学習するデメリット

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※当記事はプログラミングスクールの受講経験、プログラミングスクールの講師経験、プログラミングの独学経験、Webエンジニア・アプリケーションエンジニア・フロントエンドエンジニアとしての勤務経験、ITエンジニアとしての就職活動経験がある私が、私の経験・体験を元に執筆・編集・監修をしております。私の経歴や私の略歴の詳細は記事下部の著者情報をご確認ください。 ※当記事へのご意見等はお問い合せフォームからお寄せください。

Ruby on Railsとは

Ruby on Railsとはウェブアプリの開発に向いたフレームワークです。

フレームワークとは枠組みのことで、Rubyを使った開発をサポートするためのものだと考えてください。

Rubyとは日本では初となる国内で開発されたプログラミング言語です。

つまりRuby on RailsはRubyを使ってウェブアプリの開発をしやすいように、環境が整えられたものだと言えます。

デンマーク在住のエンジニアによって開発されたもので、RailsやRoRなどといった呼ばれ方もあるのです。

Rubyはウェブ開発の現場では人気の言語でもあり、Ruby on Railsを使って開発されたウェブサービスも少なくありません。

Ruby on Railsの特徴

Ruby on Railsにはどんな特徴があるのでしょうか。

Ruby on Railsの特徴

  • MVCアーキテクチャの採用
  • 汎用性の高さ

それでは順番に解説していきます。

MVCアーキテクチャの採用

Ruby on Rails最大の特徴はMVCアーキテクチャを採用した点です。

  • データを扱うモデル
  • 見た目のビュー
  • 上記2つの連携をするコントロール

この3つがそれぞれ独立しています。

機能ごとに開発をしていくことができるので、分業がしやすいのです。

汎用性の高さ

Ruby on Railsは汎用性が高いのも特徴の1つです。

様々なシーンにあわせた利用用途があることから、Ruby on Railsを学ぶことの価値は高いと言えるでしょう。

Ruby on Railsでできること

次にRuby on Railsでできることについても確認しておきます。

前段でも軽く触れていますが、Ruby on Railsは汎用性が高いのが特徴です。

そのためかなり幅広い使い方ができるのです。

Ruby on Railsでできること

  • ウェブサイトの構築
  • SNSの構築
  • 決済機能のついたウェブサイト
  • スマホアプリ開発の一部
  • 業務システムの開発
  • API開発

などが代表的な事例でしょう。

主に使われているのは、ウェブアプリケーションの開発です。

Ruby on Railsが使われている有名サービス

では実際にどんなサービスにRuby on Railsが使われているのでしょうか。

Ruby on Railsが使われている有名サービス

  • Twitter
  • クックパッド
  • グノシー
  • エアーハブ
  • 食べログ

などが有名です。

特にSNSのTwitterの開発に使われたことは知られています。

他にも国内では有名なウェブサービスの多くに使われているのがわかるでしょう。

Ruby on Railsは稼げるのか

Ruby on Railsは有名なサービスでも使われるほど、現在のウェブアプリ開発ではスタンダードなフレームワークとなります。

そのため現時点で需要が多く、スキル次第ではかなり稼ぐことができるでしょう。

ただ一部ではRuby on Railsは既に終わっているという声もあります。

その理由としては処理速度の遅さや、代替できる言語の登場などがあげられます。

しかし1995年にRubyが発表されて以降、様々なウェブアプリが開発されてきました。

多少需要が減る可能性は否めませんが、フレームワークとしての人気は健在と言えるでしょう。

Ruby on Railsの求人数

次にRuby on Railsの求人数についても見ていきます。

Ruby on Railsと同じくらい人気のあるWebフレームワーク「Laravel」と比較してみましょう。
Ruby on RailsLaravel
indeedの求人数13,103件[indeedより]13,831件[indeedより]
求人ボックスの求人数6,568件[求人ボックスより]6,663件[求人ボックスより]
dodaの求人数811件[dodaより]665件[dodaより]
マイナビ転職の求人数369件[マイナビ転職より]318件[マイナビ転職より]
リクナビNEXTの求人数248件[リクナビNEXTより]236件[リクナビNEXTより]
Greenの求人数1,817件[Greenより]1646件[Greenより]

多少違いはありますが、Ruby on RailsもLaravelも求人数はかなり多いです。

とはいえ先程「Ruby on Railsは将来性がないのでは」という意見があることも書きました。

確かに海外においてはそうした傾向があるのは否めません。

ですがRubyは国内で開発された言語だけに、日本ではまだそこまで大きな影響は見られません。

Ruby on Railsの平均年収

Ruby on Railsの平均年収についても確認してみます。

Ruby on Railsの平均年収

  • 正社員で720万円程度~1200万円程度
  • フリーランスで約1000万円程度

というのがおよその相場となっています。

当然ですがスキルのレベルであったり、プロジェクトのどの工程に関わるのかによって収入は大きく変動するでしょう。

ただエンジニアとして最高レベルになると、月収で100万円程度の収入がある計算です。

Ruby on Railsを学ぶメリット

Ruby on Railsを学ぶメリットはあるのでしょうか。

Ruby on Railsを学ぶメリット

  • 学習環境が豊富である
  • 需要が途切れるリスクが少ない
  • スキル次第では高年収もある

以上の3点からRuby on Railsのメリットを解説してみます。

メリット① 学習環境が豊富である

Ruby on Railsはとにかく学習しやすいのがメリットになります。

Rubyが国内で開発されたこともあり、とにかく日本語での情報が多く出回っているのです。

また書籍など参考にできるものも多いですし、学習サイトなども豊富にあるので初めてプログラミング言語を学ぶには最適な環境があります。

メリット② 需要が途切れるリスクが少ない

Ruby on Railsは様々なサービスで利用されています。

特に日本国内ではスタートアップ企業が採用することも多いので、需要が高いというのもメリットになるのです。

確かに最盛期と比較すると、多少は減ってきている傾向にあります。

ですが中短期的に見て、リスクの少ない言語であると言えるでしょう。

メリット③ スキル次第では高年収もある

Ruby on Railsのスキル次第では高年収を実現できるのもメリットです。

まだまだ需要がある言語だけに、しっかりとスキルを身につけてキャリアアップできれば将来的に安定した生活が得られるでしょう。

ただそのためにはRuby on Rails以外のWeb開発スキルや経験なども必要となります。

Ruby on Railsを学ぶデメリット

最後にRuby on Railsを学ぶデメリットも2つ考えておきます。

Ruby on Railsを学ぶデメリット

  • データサイエンスでは利用されていない
  • 汎用性が高いゆえに可読性が低くなる可能性がある

この2点について詳しく見ていきます。

デメリット① データサイエンスでは利用されていない

近年IT業界で注目されているのがデータサイエンスです。

いわゆるビッグデータの活用などの分野で、ビジネスには欠かせない存在になってきています。

この分野においてRuby on Railsは、ほぼ採用されていません。

今後も需要があり伸びていく分野に対して、関われていないのはデメリットになるでしょう。

データサイエンスを習得したい方にはPythonがオススメです。詳しくは「Pythonが学べるプログラミングスクール9選をご紹介」をご覧ください。

デメリット② 汎用性が高いゆえに可読性が低くなる可能性がある

Ruby on Railsは汎用性が高いという特徴があります。

ただ汎用性が高いということは、人によってコードの記述に差が出てしまうデメリットがあります。

他人の書いたコードが理解できなければ、現場で困ることになります。

とはいえチームごとにコーディングルールや命名規則を統一しておけば問題を解決できるので、小さなデメリットと言えるでしょう。

まとめ:Ruby on Railsとは?学ぶメリットやデメリットを解説

今回はWebフレームワークの中でも大人気のRuby on Railsの特徴や需要の高さ、学習するメリット・デメリットについてご紹介しました。

Ruby on Railsとはウェブアプリの開発に向いたフレームワークで、Rubyというプログラミング言語で作られています。

需要が高く、Twitterやクックパッドなどの人気サービスでも使用されています。

特に日本はRubyが誕生した国ということもあり、Railsの人気は安定的と言えるでしょう。

またRuby on Railsを学習するメリットとデメリットをまとめると以下のようになります。

Ruby on Railsを学習するメリット
Ruby on Railsを学習するデメリット
  • 学習環境が豊富である
  • 需要が途切れるリスクが少ない
  • スキル次第では高年収もある
  • データサイエンスでは利用されていない
  • 汎用性が高いゆえに可読性が低くなる可能性がある

Ruby on Railsを学習するにはRubyの知識が欠かせません。

未経験からRuby on Railsのエンジニアになりたい方は、RubyとRailsの学習に対応しているプログラミングスクールがオススメです。

プログラミングスクールによっては手厚い転職サポートがあるスクールもあります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

おすすめRubyが学べるプログラミングスクールおすすめ9選!無料のスクールも解説
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CloudInt編集部

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本サイトの運営者・管理人。慶應義塾大学環境情報学部卒。人材系のWeb系メガベンチャー企業に新卒入社。兼業でフリーランスとしてiOSアプリ開発、Web開発、Webメディア運営、SEOコンサルティング等を行う。IT人材系のベンチャー企業でiOSエンジニア、Web系メガベンチャー企業でWebアプリケーションエンジニア、士業のスタートアップ企業でフロントエンドエンジニア、Web系メガベンチャー企業でプロダクトマネージャー兼SEOディレクター、ゲーム系のスタートアップ企業で最高技術責任者(CTO)、学生向けプログラミングスクールで講師の勤務経験あり(インターンを含む)。好きなプログラミング言語はSwiftとPythonとPHPとRubyとJavaScript。侍エンジニア塾元受講生。エンジニアやプログラミングスクール等での私の体験・経験に基づき記事を執筆・編集・監修。

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